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親子で楽しむ!えびの高原キャンプのススメ

標高1,200mのえびの高原で、子どもたちと特別な思い出を作りませんか?霧島錦江湾国立公園内にある「えびの高原キャンプ村」は、親子キャンプデビューにぴったりの環境が整った、家族連れに優しいキャンプ場です。天然温泉、充実した設備、そして大自然の中でのアクティビティ。この記事では、地元民の視点から、親子でえびの高原キャンプを最大限楽しむためのノウハウをお伝えします。

えびの高原キャンプ村が親子キャンプに最適な理由

標高1,200mが生む快適な環境

えびの高原キャンプ村の最大の魅力は、標高1,200mという立地がもたらす快適さです。夏場の平均気温は約24度と涼しく、蚊がほとんどいない環境は、虫刺されを心配する親御さんにとって大きな安心材料です。

ただし、ブヨは生息しているため、虫よけ対策は必要です。長袖・長ズボンを着用し、虫よけスプレーを携帯しましょう。子どもは特に刺されやすいので、露出を控えめにすることをおすすめします。

温泉付きキャンプ場という贅沢

2022年8月にリニューアルした温泉施設は、親子キャンプの大きな魅力です。大浴場だけでなく、家族風呂も完備。特に注目したいのが、薪で温泉を沸かす五右衛門風呂体験(事前予約制)です。子どもたちにとって、自分たちで薪をくべて温泉を沸かす体験は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

池めぐりや自然散策で汗をかいた後、すぐに温泉に入れるのは、親子キャンプならではの贅沢です。疲れた体を癒しながら、今日の冒険について語り合う時間は格別です。

初心者家族にも安心のケビンサイト

「テント泊はまだ不安」という家族には、山小屋風のケビンがおすすめです。キャンプ場内のAサイトにあるケビンは、アウトドア初心者でも快適に過ごせる設備が整っています。テントの設営や撤収の手間がないため、子どもとの時間をたっぷり楽しめます。

「キャンプの雰囲気は味わいたいけど、テント泊はハードルが高い」と感じている家族には、まずケビンからスタートするのがおすすめです。慣れてきたら、次回はテントサイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。

野生動物との出会い

キャンプ場内では、野生の鹿を見かけることがあります。特に早朝や夕方は鹿が活発に動く時間帯で、運が良ければ親子で遭遇できるかもしれません。鹿の「キーン、キーン」という鳴き声は、えびの高原の音百選にも選ばれています。

子どもたちにとって、図鑑や動物園でしか見たことのない野生動物を、自然の中で観察できる体験は貴重です。ただし、野生動物には近づかず、静かに観察することを子どもたちに教えてあげましょう。

親子で楽しめるアクティビティ

池めぐり自然探勝路で火口湖を巡ろう

えびの高原の代表的なアクティビティが、3つの火口湖を巡る「池めぐり自然探勝路」です。所要時間は約2時間、歩きやすく整備された道が続くため、小学生以上のお子さんなら十分に歩けるコースです。

コースの見どころ

  • 白紫池(びゃくしいけ):標高1,270mに位置する、霧島火山群の湖で最も高い場所にある火口湖。直径約250m、水深約1mの浅い湖です。
  • 白鳥山頂(標高1,363m):登りはやや急ですが、山頂からは3つの火口湖を見下ろす絶景が広がります。南には桜島も見える大パノラマです。
  • 六観音御池(ろくかんのんみいけ):コバルトブルーの美しい湖。直径400m、水深14mで、霧島の火口湖の中でも最も美しいとされています。
  • 不動池:杉やカエデに囲まれた静かな池。野鳥の鳴き声が楽しめるスポットです。

親子で歩くポイント

小さなお子さん連れの場合は、白紫池往復の短縮コース(往復約1時間)がおすすめです。体力に自信がある小学生以上なら、全コース制覇にチャレンジしてみましょう。

コース途中にトイレはないため、出発前に「えびのエコミュージアムセンター」のトイレを必ず利用してください。また、飲み物と軽食を持参し、子どものペースに合わせて休憩を取りながら歩きましょう。

※火山活動の影響で通行規制がある場合があります。出発前に「えびのエコミュージアムセンター」で最新情報を確認してください。

えびのエコミュージアムセンターで学ぼう

キャンプ場から近い「えびのエコミュージアムセンター」は、えびの高原の自然や火山について学べる施設です。ジオラマや映像を使った展示は、子どもたちの好奇心を刺激します。

トレッキング前の予習として訪れると、池めぐりがより楽しくなります。スタッフの方に、子どもでも分かりやすい自然観察のポイントを聞いてみるのもおすすめです。

四季折々の自然観察を楽しむ

えびの高原キャンプ村は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

春(4月下旬〜5月上旬)
世界中でえびの高原だけに自生する天然記念物「ノカイドウ」が開花。桜より一回り小さな桃色がかった白い花が咲き誇ります。

初夏(5月下旬〜6月上旬)
霧島を代表する「ミヤマキリシマ」の開花時期。ピンク色の花が高原を彩る光景は圧巻です。

秋(9月下旬〜10月中旬)
「えび色」のススキが一面に広がります。これがえびの市の名前の由来です。紅葉も美しく、自然観察に最適な季節です。

冬(12月〜1月)
南九州では珍しい樹氷が見られることもあります。ただし、冬季は一部期間閉村するため、営業期間を確認してください。

子どもと一緒に季節の植物を観察したり、写真に収めたりすることで、自然への興味を育てることができます。

年齢別!親子キャンプのおすすめプラン

幼児(3〜5歳)向けプラン

1日目

  • 午後2時チェックイン、ケビンに荷物を置く
  • キャンプ場周辺をゆっくり散策、鹿を探してみよう
  • 夕食はBBQ、子どもと一緒に簡単な調理体験
  • 温泉でリフレッシュ
  • 早めに就寝(19:30〜20:00頃)

2日目

  • 朝食後、えびのエコミュージアムセンターへ
  • 白紫池まで往復の短縮コース(約1時間)
  • ランチ後、10時チェックアウト

幼児連れの場合は、無理なスケジュールは避け、子どものペースでゆっくり過ごすことが大切です。

小学生向けプラン

1日目

  • 午後2時チェックイン、テントサイトで設営体験
  • 池めぐり全コースに挑戦(約2時間)
  • 夕食はBBQと焚き火
  • 温泉で疲れを癒す
  • 夜は星空観察

2日目

  • 朝食後、周辺散策や自然観察
  • 五右衛門風呂体験(要予約)
  • テント撤収を家族で協力
  • 10時チェックアウト

小学生になると体力もついてくるので、池めぐり全コースや韓国岳への軽登山にもチャレンジできます。自分でテントの設営を手伝ったり、焚き火の準備を体験することで、達成感と自信を育てましょう。

中学生以上のファミリー向け

体力に余裕があれば、韓国岳登山に挑戦してみてはいかがでしょうか。往復3〜4時間の本格登山ですが、山頂からの絶景は感動的です。キャンプと登山を組み合わせることで、より充実したアウトドア体験ができます。

親子キャンプの準備と持ち物

基本装備(テント泊の場合)

宿泊関連

  • テント(家族の人数+1人分のサイズが目安)
  • シュラフ(寝袋) ※標高が高いため、快適使用温度をチェック
  • マット(地面からの冷えを防ぐ)
  • ランタン(LEDタイプが安全)
  • 懐中電灯・ヘッドライト

調理関連

  • テーブル・チェア(家族人数分)
  • カセットコンロまたはバーナー
  • クッカー・フライパン
  • 食器・カトラリー(人数分)
  • クーラーボックス
  • 食材・調味料
  • ゴミ袋

子ども向け必需品

安全・衛生グッズ

  • 救急セット(絆創膏、消毒液、虫刺され薬、解熱剤)
  • 虫よけスプレー、ブヨ対策スプレー
  • 日焼け止め
  • ウェットティッシュ、除菌ジェル
  • 保険証のコピー

着替え・防寒

  • 着替え(通常より1〜2セット多め)
  • 長袖・長ズボン(虫刺され防止)
  • フリース、ダウンなどの防寒着
  • パーカー、ウィンドブレーカー
  • 帽子、軍手
  • 替えの靴下(多めに)

遊び道具

  • カードゲーム、ボードゲーム
  • 絵本、お気に入りのおもちゃ
  • 虫取り網、虫かご
  • 双眼鏡(野鳥・鹿観察用)
  • 図鑑(植物、昆虫、野鳥など)

えびの高原ならではの注意点

防寒対策は念入りに
標高1,200mのえびの高原は、夏でも朝晩は冷え込みます。「真夏でも長袖が必要なほど冷え込む」という口コミもあるため、季節を問わず防寒着は必携です。

  • 夏(7〜8月):日中は半袖でOKですが、朝晩は長袖・フリースを用意
  • 春秋(4〜6月、9〜10月):日中でも長袖が基本。ダウンやフリースも持参
  • 冬(12月、1月):完全な冬装備が必要

虫対策
蚊はほとんどいませんが、ブヨ(ブユ、ブト)は生息しています。ブヨに刺されると、蚊よりも腫れや痒みが強く出ることがあるため、予防が重要です。

  • 長袖・長ズボン着用
  • ブヨに効く虫よけスプレー
  • 刺された後のかゆみ止め薬

安全に楽しむためのポイント

事前の体調管理

キャンプ前日はしっかり睡眠を取り、体調を整えましょう。標高の高い場所では、普段より疲れやすくなることがあります。子どもの体調をよく観察し、無理なスケジュールは避けてください。

天候の確認

山の天気は変わりやすいため、出発前に天気予報を確認しましょう。特に雨の予報が出ている場合は、レインウェアやタープの準備が必要です。

迷子対策

キャンプ場は広く、特に池めぐりコースでは子どもから目を離さないよう注意が必要です。万が一に備えて、以下の対策をしておきましょう。

  • 子どもに目立つ色の服を着せる
  • GPSやホイッスルを持たせる
  • 待ち合わせ場所(えびのエコミュージアムセンターなど)を事前に決めておく
  • 迷ったら動かず、大人を待つよう教える

火山情報の確認

霧島連山は活火山です。池めぐりコースや登山道は、火山活動の状況によって通行規制がかかることがあります。えびのエコミュージアムセンターまたはキャンプ場で最新情報を必ず確認してください。

予約とアクセス情報

営業期間

  • 4月1日〜11月30日
  • 12月20日〜1月12日

※冬季(12月1日〜12月19日、1月13日〜3月31日)は閉村

利用時間

  • チェックイン:午後2時
  • チェックアウト:午前10時
  • アーリーチェックイン、レイトチェックアウトも対応可能(別途料金)

予約方法

2ヶ月前から公式LINEで予約受付。詳細はえびの高原キャンプ村(0984-33-0800)へお問い合わせください。

アクセス

車の場合

  • 九州自動車道「えびのIC」より車で約40分
  • 鹿児島空港より車で約50分
  • 駐車場:約65台(キャンプ村利用者は無料)

買い出しスポット えびの市側、霧島市側ともに車で約15分の距離にスーパーがあります。食材は事前に購入して持ち込むのがおすすめです。

まとめ

えびの高原キャンプ村は、標高1,200mの快適な環境、天然温泉、充実したアクティビティと、親子キャンプに必要な要素がすべて揃った理想的なキャンプ場です。蚊が少なく、夏でも涼しい環境は、小さなお子さん連れでも安心してキャンプを楽しめます。

初心者家族にはケビン泊から始めて、慣れてきたらテントサイトへ。小学生以上なら池めぐりや韓国岳登山にも挑戦できます。温泉で疲れを癒し、満天の星空を眺め、野生の鹿の鳴き声に耳を傾ける。そんな特別な体験が、きっと家族の忘れられない思い出になるはずです。

事前の準備と防寒対策をしっかり行えば、季節を問わず快適に過ごせます。ぜひ家族で、えびの高原キャンプの魅力を体験してみてください。

キャンプ場の詳しい施設情報は「えびの市のキャンプ場完全ガイド」で、周辺の観光スポットは「えびの市観光の穴場発見」でご紹介しています。合わせてご覧ください。

えびの高原キャンプ村

  • 住所:宮崎県えびの市大字末永1470
  • 電話:0984-33-0800
  • 営業時間:午前8時30分〜午後5時15分

※記事内の情報は2026年1月時点のものです。最新情報は必ずキャンプ場にお問い合わせください。

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